1)水巻町の経済循環図(2018年)

水巻町の産業で一人当たりの付加価値額が高いのは第3次産業だが、全国順位では1,168位と比較的低い方に位置する。第2次産業は全国1,207位、第1次産業が全国1,693位と、第3次産業と比べると第2次産業・第1次産業の全国順位は相対的に低い。

地域経済循環率は64.2%。地域内生産だけで収支が賄える経済ではなく、水巻町の経済の自立度は低いのが現状である。

2)水巻町の産業の生産割合

 水巻町の産業の生産割合は3次産業であるサービス・小売等産業が全体の約65%を占めており、製造・建設の2次産業が約35%、農業等1次産業の生産額の割合はわずかである。

3)水巻町の産業の生産割合(2次産業)

 水巻町の2次産業は建設業27.5%、鉄鋼業23.4%、電気機械17.1%で全国・県と比べてその比率が高く、この3つで全体の3分の2以上を占める。全国・県で見られる食料品製造の割合が水巻町では低いのがわかる。

4)水巻町の産業の生産割合(3次産業)

 水巻町の3次産業の生産割合は、保健衛生・社会事業、住宅賃貸業、小売業の3つで半分以上、特に保健衛生・社会事業だけで3割を占めており、全国・県の生産割合と比較してもかなり大きな比重を占めている。逆に専門サービスや情報通信にかかるサービスが全国・県と比較して低い。

5)水巻町内の所得分配(全国比較)

 水巻町内の所得分配を全国比較すると残念ながら低い方に位置するが、地域内の収支はプラスである。

6)水巻町の総支出(全国比較)

 水巻町の総支出額は全国と比較すると低い方に位置し、地域内収支はマイナスとなっている。