1)水巻町の産業構造ポートフォリオ(2016年:企業数)

2016年の経済センサスによる水巻町の業種別の企業数を見ると、卸・小売業が最も多く161社、2番目は建設業で76社、3番目に生活関連サービス業と医療・福祉の72社となっているが、大分類で見てみると水巻町の企業の半数以上がサービス業となっている

2)水巻町の産業構造ポートフォリオ(2016年:売上高)

 売上から見た業種別の状況を見てみると、1番は製造業で17,292百万円、2番目は卸・小売業の14,980百万円、3番目に医療・福祉の13,773百万円で、企業数が2番目に多い建設業は4番目の5,576百万円となっている。

3)水巻町の産業構造ポートフォリオ(2016年:従業員数)

 水巻町の企業業種別を従業員数から見てみると、医療・福祉が最も多く1,863人、次いで卸・小売業の933人、3番目に飲食・サービス業の732人となっている。水巻町の従業員雇用の約3割を医療・福祉が担っている。

4)水巻町の産業構造(全国・県比較)

 水巻町の産業構造を全国や福岡県と比較すると、卸・小売業や医療・福祉が比較的割合が高く、製造業や飲食サービス業の比率が低い傾向にある。

5)水巻町の企業数推移(近隣市町比較)

 水巻町は10年前まで遠賀郡内では企業数が一番多かったが、岡垣町・遠賀町が企業数維持・微増の中、水巻町の企業数は減少しており、2016年の統計では芦屋町に次いで企業数が少なくなっている。

6)黒字赤字企業比率(近隣市町村比較)

 水巻町の黒字企業の割合は、全国・福岡県・北九州市の平均と比較するとその割合は上回っている。

7)水巻町の創業比率(近隣市町比較)

 水巻町の創業比率は、北九州市と隣接する好立地や交通アクセスの利便性の高さがあるが、国・県・近隣市町と比べるとやや低い。土地が狭い中で人口密度が高いことから、創業するための店舗・事業所を確保しずらいことも創業率が低い一因と推測される。